クリスチャントゥデイでは、いろいろな方々がコラムや寄稿、書評、映画レビューなどを執筆してくださっていますが(過去の掲載も含めた執筆者一覧はこちら)、ほとんどの場合、原稿はワードで、メールでやり取りします。
その中で、今も400字詰めの紙の原稿用紙で原稿を頂いている方がいます。『少年少女信仰偉人伝』などの著書がある栗栖ひろみさんです。栗栖さんはさらに、これらの紙の原稿を郵送ではなく、毎回、書き終えた各シリーズの全原稿(概ね10回~15回分)を持参して、会社までお越しくださいます。一文字一文字、心を込めて書かれた原稿を、自身の足を使って届けてくださる。そうした姿勢が、中高生を意識しているという、その読みやすい文体にも表れているような気がします。クリスチャントゥデイでは、偉大な足跡を残した信仰者の伝記を、2015年から執筆してくださっています。
これまで執筆してくださった伝記シリーズは、
- 日本人初の救世軍士官(牧師)である山室軍平(全10回)
- 米公民権運動指導者のキング牧師(全12回)
- キリスト教社会運動家の賀川豊彦(全13回)
- アフリカ医療伝道に生涯をささげたシュヴァイツァー(全14回)
- 2千人近くの混血孤児を育てた澤田美喜(全13回)
- 日本に初めてキリスト教を伝えたザビエル(全13回)
- ヘボン式ローマ字を考案した医療宣教師ヘボン(全21回)
- スイスの教育者ペスタロッチ孤児の父(全13回)
- 5千円札の肖像画で知られる新渡戸稲造(全11回)
です。
途中、「新改訳2017」「聖書協会共同訳」の出版を記念し、「日本語訳聖書記念連載」として、日本語訳聖書に大きな貢献をしたヘボンを、通常よりも長い全21回で取り上げていただき変則的になりましたが、日本人と外国人の信仰者をバランスよく交互に紹介してくださっています。
さて、新渡戸稲造の伝記はつい先月末に最終回を迎えましたが、次に始まるのは「鉄鋼王」として知られる米実業家アンドリュー・カーネギーの伝記です。カーネギーは事業で得た富を、寄付という形で社会に還元した慈善活動家としても有名です。カーネギー・ホール、カーネギー研究所、カーネギーメロン大学、カーネギー博物館、カーネギー図書館など、カーネギーの寄付により建てられ、その名が冠されている建物や団体がたくさんあります。
スコットランド移民の子から、一代で世界的な実業家となったカーネギー。一体、どのような信仰の姿勢を持ってその生涯を歩んだのでしょうか。2月12日(水)から連載開始予定です。お楽しみに!