2017年6月16日金曜日

ネットを通して良い知らせを告げ知らせる人、募集中です

クリスチャントゥデイでは新規プロジェクトの立ち上げのため、大わらわの日々を送っています。そんな中、阿久戸光晴(あくど・みつはる)先生が編集会議に加わってくださいました。聖学院の院長と理事長を務め、現在、日本基督教団滝野川教会の牧師をされています。近日中に先生による論説を掲載する予定です。お楽しみに。


ところで、クリスチャントゥデイでは記者を募集中です。

現在、守田と坂本という女性記者が取材して記事を書いています。事務所では、社長の矢田がコラム、編集補佐の内田が国際記事、編集長の雜賀が記者の記事を編集しつつ、新規プロジェクトの仕事をしています。男性の営業マンに中橋がおり、フリーランスの池上さんにも手伝ってもらっています。

しかし、毎日、この人員で記事を更新し続けるのは、とてもハードです。というわけで、「ぜひこの働きに新しく加わってくださる人を与えてください」と皆で祈っているのです。

クリスチャントゥデイは1カ月に40万ページビュー、つまり毎日、1万人以上もの人が見てくださるキリスト教ニュースサイトに成長しました。2002年にクリスチャンの若者によって始められたキリスト教界のベンチャーです。日本には「キリスト新聞」「クリスチャン新聞」「カトリック新聞」という紙媒体での老舗のキリスト教新聞はありますが、インターネットでキリスト教ニュースを毎日配信しているのはクリスチャントゥデイだけです。しかも、見てくださる方の数が圧倒的に多く、この15年の間にずいぶん親しまれてきました。

話題のキリスト教のニュースを検索すると、検索結果の最初に出てきます。ですから、いつも読んでくださっているクリスチャンだけではなく、キリスト教に関心のある人、一般出版社の編集者やさまざまなメディアの方も、私たちのニュースを見て問い合わせをしてくださいます。

これまでキリスト教出版界で30年近く仕事をしてきた私の考えでは、これは今の時代に合った「文書伝道」です。昔は駅前や集会の時に「トラクト」という伝道用の小冊子を配っていました。しかし今は皆、非常に忙しく、パソコンやスマホで情報を得る時代になりました。そういう人たちに分かりやすくキリスト教のことを伝える働きを今日担っているのが私たちクリスチャントゥデイだと自負しています。

今、日本ばかりではなく世界で起こっているキリスト教のニュースを、クリスチャントゥデイのサイトに来れば、誰もが無料で読めます。その中で、クリスチャンは何をどのように信じて生きているのかが伝わるよう、記者たちは心を込めて記事を書いています。ぜひこの記事を読んでキリスト教についての正しい理解を持ってほしい。できれば、そこで福音に触れて教会に導かれ、神さまに祈りながら歩む幸いな生涯に入ってほしい。教会同士が互いの理解を深め合い、共に手を組んで教会を立て上げていってほしい。そう願いながら記事を配信しています。

ぜひ、あなたもこの働きに加わりませんか。キリスト教の最前線でさまざまな働きについている人のところ、現場に行くことができます。もしクリスチャントゥデイの記者でなかったら会えないような人にも話を聞けます。そして、あなたの書いた記事が世界中の人のところに届けられ、読まれるのです。「記事を読んで教会に来ました」「聖書を読みました」。そんな声に励まされながら、あなたのたまものが神さまに用いられる働きです。

経験は問いません。しかし、文章を通して福音を伝えたい。そういう思いを持っている人にぜひ仲間に加わってほしいと願っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。詳しい求人内容はここをクリック

(文:雜賀信行)

2017年4月28日金曜日

CT名誉毀損裁判の判決文を読んで

今週は、ゴールデンウィークの特別企画ということで、カルト問題に詳しい先生方をお招きして対談していただきました。1人は教団でのお立場上、匿名になりますが、そのような重要な立場にある方がクリスチャントゥデイの事務所に来てくださり、その内実を見てくださったということだけでも大きな意味があります。もちろん、対談の内容自体も非常に感動的でした。近々掲載しますので、お楽しみになさってください。

本紙がこの4月から、記者のプロフィールの明記(各記事のタイトルのすぐ下に記者名があり、それをクリックすると、記者が何教会に属するクリスチャンかなどが分かる)やこのブログを始めたことなどを、たいへん評価してくださいました。

この対談の企画を思い立ったのは、和賀真也さん(エクレシア会代表、元セブンスデー・アドベンチスト教団八王子教会牧師。著書に『統一協会―その行動と論理』〔新教出版社、1978〕、『統一教会と文鮮明』〔同、81〕がある)が昨年6月に本紙に寄稿してくださった「カルトの脅威とメディアの役割」というコラムで次のように書いてくださったのを読んだのがきっかけでした。

「このクリスチャントゥデイも、一時統一協会との関連が取りざたされていたことがあったが、統一協会側との関連の有無については裁判で決着を付けるまでに向き合った姿勢(は)関係者には学ぶべき点があると思われる。・・・そうした堅実な姿勢を踏まえた上で、こうしたネットメディアがカルトの危険性、問題性を常に世界に発信しているならば、被害者予防だけでなく、すでにカルトに取り込まれてしまっている内部信者たちにも、大きな気付きを与え、多くの人々に良き貢献をなすことになると思う」

今後もこのようなカルト問題についての記事を本紙でも続けて企画・掲載していくつもりです。

ところで、「クリスチャントゥデイも、一時統一協会との関連が取りざたされていたことがあった」というのは、簡単にご説明すると、次のような事情があります。

2002年、クリスチャントゥデイ(以下、CT)は20代の若者Tさんによって設立されました。アメリカ留学中だったさんは、韓国や米国で始められた「クリスチャントゥデイ」「クリスチャンポスト」の活動に触れ、そのようなキリスト教ネット・メディアを日本でも始めたいと考えたのです。そして、立ち上げ当初、韓国でいちばんアクセス数の多い保守的なキリスト教ネット・メディア「クリスチャントゥデイ」から記者や資金などの援助を受けました(現在は、翻訳記事協力だけで、組織的には独立しています)。

その韓国の「クリスチャントゥデイ」の設立者、張在亨(ジャン・ジェヒュン)氏は長老派の牧師で、現在は世界福音同盟(WEA)北米地区の理事ですが、20代から40代にかけて統一協会の外郭団体と関わりを持っていたことから、現在も統一協会に関わり、自らを「再臨主」としているという疑惑がライバル・メディアから出されました。しかし、韓国の福音的な60教団以上が加盟する韓国基督教総連合会(CCK)の異端対策委員会が調査したところ、張氏は「統一協会関連団体で働いていたことがあり、これを深く悔い改めて懺悔する旨記載した『悔い改めの自筆覚書』を提出し」、またさまざまな調査をした結果、同委員会は「張在亨が1997年以降統一協会と関係をもった形跡はない」との声明を発表し、この統一協会疑惑について「無嫌疑であり、問題は終結したことを公表した。正統派キリスト教徒の最大組織である世界福音同盟(WEA)は、同年、その加盟団体である日本福音同盟に対して、張在亨の疑惑は解消された旨を通知した」(2013年11月のCT名誉毀損裁判の判決文より)。


こうした疑惑は、ヨイド純福音教会のチョー・ヨンギ牧師にかけられたお金や女性に関わる虚偽の疑惑などと同様、保守派の大物牧師を攻撃するときのライバル・メディアが使う常套手段と言われています。韓国の教会事情のよく分からない日本人クリスチャンは、その真偽を確認するすべをあまり持たないため、一方的な情報に頼るしかないというのが実状です。また、日韓における統一協会の社会的な捉えられ方の違いもあって、日本のCTへの誤解をさらに複雑にしているようです。

本紙会長の峯野龍弘(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会主管牧師)は実際に韓国に行ってCCKの代表的な牧師たちにこの問題を確認し、張氏とも直接会って話をした上で、統一協会問題などについて日本では誤った報道がされていることを確信したのです。

このCT名誉毀損裁判は、ある人物が2006年頃からブログで、CTが「統一教会と関係のあるカルトで反社会的行為をする集団である」という書き込みを繰り返し行ったことで、CTの「社会的信用は著しく低下した。(CTは)キリスト教関連の情報提供を主要な業務としており、その主な情報受領者はキリスト教の関係者であるところ、キリスト教界において統一教会は異端であり、問題のある団体であるという共通認識があり、本件各表現によって、(CT)の社会的名誉が毀損されたことは明らかであり」、「本件各表現を本件ブログから削除することが必要である」と認め、その表現の一つ一つを検討した上で該当する文言の削除が命じられました。「被告が、原告会社(CT)と対立関係にあるCCKーJ側からの伝聞情報を鵜呑みにして書き込んだ、具体的裏付けのない信用性の低い表現である」といった言及も、判決文における「裁判所の判断」の中にあります。

もちろん、偏った情報が流布されるのは、韓国の複雑なキリスト教事情を把握しきれない日本のキリスト教界の限界だとは思います。しかし、その冤罪に苦しむ者にとっては日々、取材拒否や言われなき誹謗中傷を受けるという、人権侵害にさらされることになります。

長年、そうした非難の矢面に立ってきた初代社長のTさんは、2011年に現社長の矢田に経営をバトンタッチして、現在は本紙から離れて別の会社で働いています。峯野は自身の教会の最年少役員でもある社長の矢田を全面的にバックアップしながら、金銭的な流れをはじめ、キリスト教メディアとして健全な経営がされていることに、会長として責任を持って関わっています。

編集長である私、雜賀も、記事の取材、執筆、編集、掲載において、統一協会やカルト的な圧力を受けることなく、主にある平和と自由を持って記事を配信しています。CT疑惑を取材された方や教団の責任者の方にも、CTに関わるさまざまな方々にも話を聞き、こうして裁判記録なども読んだ上でこのことをお伝えします。

2017年4月14日金曜日

妄想が霧散しますように 4月12日の編集会議

このブログを始めようと思ったのは、
一種の編集後記のようなもので、
舞台裏が分かるページがほしかったからです。

「カルト疑惑」を持っている方と話すと、
クリスチャントゥデイは、
怪しげな国際組織からの命令のもと、
資金がジャブジャブ流れ込み、
マインドコントロールされている記者たちが
苛酷な労働環境の中で虚ろな目つきで働かされているような
妄想とも言えるイメージをだいたい抱かれているようです。

それなら、口で説明するより、
このような画像付きのブログで
見てもらうのがいちばん手っ取り早いでしょう。
みんな普通のクリスチャンです。
私が経験してきた現場の中では、
妄想とは逆にいちばん自由度は高く、
いちばん質素です。

今週は受難週で集会やイベントも多く、
非常に忙しい1週間でした。

クリスチャントゥデイでは毎朝、ミーティングをして
今週の何曜日にどれをヘッド記事にするか、
原稿の進捗状況や取材の予定などをシェアして
皆でその日やるべき仕事の優先順位を確認しています。
私が毎朝、ホワイトボードに書き出して
全体像を皆で把握できるようにしています。

ただ、事務所に毎日来ているのは
社長の矢田と編集長の私、編集補佐の内田、記者の坂本の4人だけです。
守田や中橋や池上など在宅の記者もいるので、
彼らとは毎日、電話で同じような確認作業をしています。

論説主幹の宮村と校閲の久田は週2回の出勤です。
そのため、全員が集まって話し合う時間を持っています。
それが毎月2回の編集会議です。

今週の水曜日に編集会議を持ちました。


写真左から守田、雜賀、矢田、宮村、久田、内田です。
この写真をスマホで撮っているのは記者の中橋。
今度は私がカメラ係になって中橋も写真の中に登場する予定です。
池上は欠席で、
坂本はこの時、安藤忠雄展の記者発表会
国立新美術館まで取材に行っていて留守です。

この日もそれぞれの取材スケジュールや企画、
このブログの始め方や、
共同通信社の『記者ハンドブック』に従った用字用語からの例外づくり、
記事の書き方の確認など、
いろいろ話し合われました。

2017年4月1日土曜日

信じて心燃やされる者に―編集長就任あいさつ 雜賀信行

私は日本同盟基督教団西大寺キリスト教会で洗礼を受け、25年前、いのちのことば社で文書伝道者としての歩みをスタートしました。以来、数百冊以上の本や雑誌の編集に携わり、多くのキリスト教出版社・書店・教会、執筆者の方々と共にこの働きを続けてこられました。皆さまともきっと何かを通して出会ってきたと思います。

2月からクリスチャントゥデイで働き始めて2カ月。「この働きが統一協会によるものではないか」というのは濡れ衣ではないかと考え、コミットしていく覚悟を決めました。キリストも「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」(ルカ11:15)と言われ、戦時中もホーリネス弾圧に対する切り捨てやドイツ教会のユダヤ人差別など、同じようなことは繰り返されてきました。いじめもそうですが、無視や拒絶は、するのは簡単ですが、される側は深く傷つきます。それでもスタッフ一同、「ののしられてもののしり返さず、・・・正しくお裁きになる方にお任せになりました」(1ペトロ2:21、23)というキリスト教信仰に立って、日々、取材活動に励んでいます。

クリスチャントゥデイも始まってまだ歴史が浅いため、これまで諸教会と信頼関係をきちんと築けておらず、そのことも今日のような状況を招く一因だったと思います。ですから、信頼構築のためにも、ぜひ顔と顔とを合わせてお話しする機会を与えてください。私たちは、エマオ途上の弟子たちが心燃やされたような記事をこれからも配信し続けていきたいと思っています。

人を疑ってかかるのが今日的な風潮ですが、トマスのように「信じない者にならないで、信じる者になりなさい」(ヨハネ20:27)というイエス様の言葉を胸に、ネット時代の文書伝道の働きを皆さんと協力して進めるために、私は信じる側に立ちます。よろしくお願いします。

2017年4月1日
クリスチャントゥデイ編集長
雜賀信行

感謝、そしてこれから―論説主幹就任あいさつ 宮村武夫

2014年4月から、クリスチャントゥデイ編集長としての3年間の働きは、ひと言で言えば、まさに感謝です。

25年沖縄にいたので、クリスチャントゥデイと統一協会の関係を繰り返し主張する報道機関があるなど、私は何も知らなかったのです。ですから、クリスチャントゥデイに対する私の決断、実行をある方々が訝ったのもそれなりに理解できます。

しかし私自身は、2009年12月に脳梗塞を発症した前後から、インターネットを私なりに活用していたこともあって、クリスチャントゥデイの働きを実際に始めた直後から、エステル4章10節の「この時のため」が、強く心に迫り、自分が受けてきた教育と牧師・神学教師として経験してきた全てのことは、クリスチャントゥデイ編集長として働く「この時のため」とはっきり受け止めてきました。

苦悩と喜びが両立する3年間の歩みを、私なりに総括していくことは、単に私の個人的な必要ばかりでない。クリスチャントゥデイをめぐる、それぞれの対応をなさる方々にとっても、直接間接に関わる公同性のある事柄ではないかと理解しています。総括の方法として、以下の手掛かりや資料の活用を考えています。
  1. この3年、クリスチャントゥデイの編集会議で学んできた、聖書の学びの全体的再考。
  2. この3年、クリスチャントゥデイで私が書いてきた記事の総観と分類を中心に吟味。
何よりもうれしいのは、4月からの展開です。

この3年間、与えられた機会・役割の尊さを心から感謝し、共に働く「僕仲間」(黙示録22:9)との共労を深く喜んできました。

同時に、その恵みの機会に十分応答できない、欠如を実感してきました。

そうした私たちの実情からの求めに答えて、主は4月から、次期編集長として最善の方を備えてくださいました。編集者として実務の経験を積んできた50代、そうです、雜賀信行兄です。

私はと言えば、記者を中心とする編集部門とは別に、新たに論説委員を加え、論説部門の充実を目指したく願っています。今、さらに聖書の読みを深め、広めて、報道記事の根底となる言論の充実を担う人材が集結する体制を目指したいのです。編集部門と論説部門の美しい融合へ向けての一歩一歩です。

2017年4月1日
クリスチャントゥデイ論説主幹
宮村武夫